Q&A
- Q1) 成長期の前に二重の手術をした場合、成長してから支障が出ることはありませんか?
- Q2) 逆さまつげの手術をすると、二重になりますか?また、逆さまつげの場合は保険適用手術になるでしょうか?
- Q3) 鼻の大きさや形は人それぞれだと思いますが、整形する際のプロテーゼはみんな同じものを入れるのでしょうか?
- Q4) 埋没法で二重にしてもコンタクトレンズは使用できるのでしょうか?
- Q5) 鼻を高くしたいのですが、何歳から可能でしょうか?
- Q6) 鼻のプロテーゼをしたいのですが、見た目は今より大きくなりますか?
- Q7) 鼻のプロテーゼをすると、周囲の人にばれやすいのでしょうか?
- Q8) 韓国なら日本よりも安く整形が出来ると聞きましたが、技術的にはどうなんでしょうか。
- Q9) 失敗しないために、カウンセリングをたくさんしたいのですが、回数は決まっていますか?
- Q10) ヒアルロン酸が通販で売っていたのですが、自分で入れることが可能なのでしょうか。
- Q1)成長期の前に二重の手術をした場合、成長してから支障が出ることはありませんか?
- まぶたの裏側にある軟骨のような硬い組織を瞼板と言います。それは、眼球を保護し、ピタッとまぶたを閉じる機能があります。成長期に二重の手術をすることで、この瞼板の発達が悪くなることが考えられます。中学卒業までは我慢されるようお願いいたします。
- Q2)逆さまつげの手術をすると、二重になりますか?また、逆さまつげの場合は保険適用手術になるでしょうか?
逆さまつ毛は上か下まぶたのどちらか片方か、両方のまぶたで起こります。上まぶたの場合は、元々一重や奥二重の方が多く、二重を作ることにより改善することが多いです。レーザーで毛根を焼く方法もあります。
下まぶたの場合は、皮膚切除が基本です。まぶたの生え際が下方に引っ張られるようにすることで改善します。引っ張りすぎは困りますが。どちらの場合も、まつ毛が眼球を刺激することにより、違和感、目やに、充血、痛み、涙が出るといった症状が起こります。ひどい場合は保険が適応されます。
また、小児の場合は改善されることもあるので少し様子を見ています。肥満が原因になることもあり、体重が多い方にはダイエットを進めています。
- Q3)鼻の大きさや形は人それぞれだと思いますが、整形する際のプロテーゼはみんな同じものを入れるのでしょうか?
お鼻の長さや太さ、高さやカーブは人それぞれです。その方にあった長さや太さ、希望される高さにプロテーゼを加工して使用しています。基本的に、男性の鼻は女性より、太くて長いです。
また、鼻根部のカーブ、鼻骨のカーブに合わせて加工します。I字プロテーゼのみで鼻先までプロテーゼを入れない方と、鼻中隔延長術を同時に行い鼻先は軟骨移植をされる方と、L字プロテーゼを入れる方がいます。
それぞれの希望や鼻の形を診て術式が決まります。
- Q4)埋没法で二重にしてもコンタクトレンズは使用できるのでしょうか?
埋没法であれば、翌日にはコンタクトレンズの使用を許可しています。
しかし、使用時に痛みが伴うようであれば中止して、検診に来ていただくことを勧めています。エクステのまつ毛がまぶたの裏側に入っていたのが原因だったことがありました。その他には、埋没の糸やゴミで角膜が傷ついていることもあります。
充血や目やに、違和感、涙が出るなどの症状がある場合は、すぐに来院していただくようお願いいたします。術後落ち着いたら今まで通り、コンタクトレンズを使用できます。
- Q5)鼻を高くしたいのですが、何歳から可能でしょうか?
- 個人差がありますから、いつからと正確に言えるものではありませんが、一応の目安としては、早くても中学卒業後、出来れば高校卒業後です。今は、ヒアルロン酸の注入で鼻筋を高くすることが出来ますので、高校卒業くらいまではプロテーゼ挿入などの手術は待たれることをお勧めします。
- Q6)鼻のプロテーゼをしたいのですが、見た目は今より大きくなりますか?
プロテーゼの太さや高さによります。太くて高いものを入れれば、鼻は大きく見えることがあります。そうかと言って、マッチ棒のように細いものを入れるわけにはいきません。その方の鼻骨の幅にあった太さのものが基本です。
高さを出すだけでも、高くなればなるほど鼻が大きく見えることがありますので、女性ではあまりお勧めしません。日本人は比較的、細くて小さめの鼻を希望される方が多いです。大きい印象の鼻が嫌な方は、小さくする手術をお勧めします。
- Q7)鼻のプロテーゼをすると、周囲の人にばれやすいのでしょうか?
プロテーゼの太さと高さによると思います。人にばれるのが嫌だからと薄いプロテーゼを入れた方で鼻筋が出来ていいと思っていたら、誰にもばれないのが嫌だともっと高くした方がおられるように、ばれるのがいいのか悪いのか、手術前後で希望が変わることがありますので、難しいです。
最近はヒアルロン酸を鼻根部に入れて鼻筋を作るだけの方も増えています。ただし、それで満足されない方はプロテーゼを入れたりなどの鼻の手術をされます。最初にヒアルロン酸で高くなった鼻を手軽に作ることが出来るようになり、便利になりましたね。
- Q8)韓国なら日本よりも安く整形が出来ると聞きましたが、技術的にはどうなんでしょうか。
- 技術的にはほとんど差はないと思います。症例数が多い手術は、技術は上がると思います。しかし、感性や好みは韓国人と日本人で、多少違いがあるかもしれません。韓国の流行の顔形が好みであればいいのですが、そうでない場合はお勧めできません。
また、再手術をする場合、通院等に時間も費用もかかります。細かいニュアンスを外国語で伝えるのは難しいですし、通訳の方の訳し方でまるっきり違うように伝わることもありますので、その辺がクリアできなければお勧めできません。 - Q9)失敗しないために、カウンセリングをたくさんしたいのですが、回数は決まっていますか?
カウンセリングの回数は決まっておりません。ただし、失敗しないためには、まず自分の希望の形・なりたい顔形をはっきりとさせることです。
ご本人の希望がころころ変わるようでは手術は出来ません。また、希望がはっきり決まっても、手術で作れないこともありますので、そこをカウンセリングで詰めていくようになります。
すぐに手術をされない方は、手術の日程が決まってから再度カウンセリングを行うこともあります。どのようにしたいか、なりたいかが決まってからでないと話が進まないので、そこを決めてからお越しいただくことをお勧めしています。- Q10)ヒアルロン酸が通販で売っていたのですが、自分で入れることが可能なのでしょうか。
入れるだけなら可能かもしれません。しかし、その扱い方が悪いと体内にばい菌が入ってしまい感染を起こすことも考えられます。
皮膚の下には、皮下脂肪や筋肉、血管、神経がありますが、その解剖を理解した上で注入しないと、動脈内にヒアルロン酸がたまたま入ってしまい、その周囲の皮膚が壊死することもありますし、神経に当たると痺れがしばらく残ることもあります。ご自身で注入されることは決してやってはならないと思います。