下眼瞼下制術 (目の周辺)
つり目をたれ目にする手術です。下眼瞼の裏側の結膜を切開し、下眼瞼のラインを、まぶたの中央から外側にかけて下げます。
外側の白目が大きくなることで、目自体が大きく見えます。目の横幅を大きくすると効果が増しますので、目尻切開と同時に行うことも多いです。
眼瞼下垂が、上方向に目を大きくパッチリさせるのに対して、下眼瞼下制は、下方向に大きくする手術です。目袋が膨らんでいる方は、同時に脂肪除去をするといいでしょう。
一般的な手術の流れ
-
1)カウンセリング
カウンセリングで、希望の形と方法を伺い、実際のまぶたの状態を拝見して、納得のいくベストな方法を選択していただきます。
-
2)麻酔
麻酔は、基本的に静脈麻酔です。手術中意識がなくなるのが不安な方で、痛みに強い方は局所麻酔で行うこともできます。
静脈麻酔をするためには、事前に血液検査・胸部レントゲン検査、心電図検査などが必要になります。また、食事制限(6時間絶飲食)があります。局所麻酔以外は麻酔代金が手術代金とは別にかかります。
-
3)手術
手術時間は、1時間くらいです。
結膜結膜側からの脂肪除去などの手術を以前受けていたり、再手術の場合は、2時間くらいかかります。
左右差や微調整は意識がはっきりしてから行うため、当日麻酔から覚めてから、あるいは翌日に微調整の処置が行われることがあります。 -
4)術後
静脈麻酔の場合は、ふらつかず、吐き気もなく、飲水可能で、トイレでお小水が出ることを確認できたらお帰りとなります。
翌日、7日目、14日目に検診します。まぶたの裏側の傷は溶ける糸で縫いますので抜糸の必要はないです。
手術後の経過
白目の膜がゼリー状に盛り上がったり、内出血が出ることがあります。術後は、テレビやパソコンをしないで目を休めると早く落ち着きます。