医師コラム
寒くなると、しみを取る季節のようですね
11月頃から、しみを取りたい患者さんが急増し、春先に減少していきます。
冬は、しみの原因である紫外線が弱くなり、年末には長期休暇があるからでしょうね・・・
しみも、日光性色素斑、そばかす、肝斑、脂漏性角化症、いぼ・ほくろなどいくつか種類があって、皮膚の浅いところ、深いところとできる場所や、表面が盛り上がっているかなどによって、治療方法が変わってきます。
そして、1種類のしみしかないという方は少なく、ほとんどすべての方は、いくつかのしみが混在しているため、何か1つの治療をしただけで、すべてきれいになるわけではないので、患者様も医者も大変です。
どの程度直したいか、テープなどを貼る期間があってもいいのか、コストをいかに抑えたいか、おうちで毎日ホームケアをすることは可能かなど、ひとそれぞれの考え方の違いもありますので、よくご説明して、可能な方法を選択していただいております。
そして、一番大事なことは、しみは再発するということです。そもそも、しみはお肌を紫外線から防御するために出来るものです。いくら取り除いても、屋外で活動する時間が長い方ほど再発してしまいます。また、擦る行為でもできますので、特に頬ですが、お化粧をしたり、取ったり、顔を洗ったあとタオルで擦る行為はよくないです。
しみは取るだけで若返って見えます。しかし、アウトドアが趣味だったり、屋外で仕事をされる方は、取っても再発すると言われちゃうと悩みどころですね。
私もアウトドアが趣味なので、日光に当たるときは極力ケアします。日焼け止め、帽子、サングラス、手袋、日傘…そして、もぐらたたきゲームのように、しみを見つけては取るを繰り返しています。
紫外線を浴びるか・浴びないか、しみを取るか取らないか、よーく考えてみてください。