医師コラム
目を大きく見せるには?大きくするには?
一重や奥二重の方は、目が小さく見えています。
目を開けた時に上まぶたの皮膚が被ってしまうため、本来の目より小さく見えてしまいます。二重を作ったり、二重の幅を少し広げるだけで、急に大きくなり感激されます。
また、一重まぶたは、きつい印象に見えるからと、はっきりした二重にはしないで、奥二重にする男性も増えてきています。
若い時は二重で大きく見えた目も、加齢とともに皮膚のたるみで一重のように見えてしまいます。このような場合は、たるみ取りをお勧めします。二重のラインか、眉毛の真下からたるんだ分の皮膚を切除します。ただし、切開を受けるのが無理な方は、糸で二重の幅を広げる方法(埋没法)をお勧めします。
たるんできた皮膚がまぶたに被さらないように、無意識に眉毛を挙げる方も同様に、たるみ取りをお勧めします。眉毛が慢性的に挙がると、おでこの横じわも目立ってきますし、肩こりや頭痛の原因にもなります。まぶたのたるみ取りで肩こりや頭痛が治る方も多くいらっしゃいます。
埋没法で幅を広げすぎると、かえって目が小さくなってしまうこともあります。幅の広い二重を作ると皮膚が厚くなり、目が開きにくくなったり、まつ毛の生え際に余った皮膚が乗っかってしまうためです。余った皮膚は切り取ったり、広すぎる二重は狭くすると目が大きく見えるようになります。(まぶたの開きをよくするような手術を行う場合もあります。)
ここまでは、まぶたの縦方向に大きくする話でしたが、もう1つ、横方向に大きくすることもできます。
蒙古襞と言って、目頭を覆うひだがある方は、目頭切開をすると目が大きくなります。
目尻切開は大きくなった部位にはまつ毛が生えていないため、すっぴんだと分かり辛いですが、アイラインを引くと明確になり、大きくなったと喜ばれます。
さて、今の話の中でご自身が該当していると思われたら、一度クリニックに足を運ばれることをお勧めいたします。
目は口ほどに物を言う!目は心の鏡!など、ことわざもあります。眼の玉のことを言っているのだと思いますが、その周りを覆うまぶたも侮れないと思いますよ。